漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

時がいつか

■2021年度の活動記録をようやく発送した。お手元に届くまでしばしお待ちを。そして、電信振替で入金されたため住所がわからず、送れなかった方が数名います。ご連絡いただけると幸い。

■毎日暑くってぐったり。先週、先々週と二回もzoom会議をすっぽかしてしまった。記憶容量が低下してるんだ。夏だから。なにも覚えてなくて…夏。

■でも、11日にはひさびさの話し仕事があるから、いい加減資料をまとめないとね。漂流教室じゃなく、北海道フリースクール等ネットワークの仕事だけど。

フリースクール不登校について、一体どんな話をすればいいのか、いまだによくわからない。迷ったときは初心に返ろうとデータをまとめている。

たとえば北海道の不登校児童生徒数はこの10年で倍になっている。まあ、これは全国的な流れで、2001年を頂点に2012年まで減少傾向、2013年からまた増加に転じ過去最多を更新し続けている。北海道も札幌市もそのトレンドに乗っている。

■人数の順位はずっと9位あたりで変わらない。北海道の人口がそれくらいの順位なので、妥当な結果だ。だが、1000人あたりの不登校数になると北海道は急激に順位を上げる。2012年で47都道府県中39位だったのが、2020年は堂々の(?)2位だ。2013年から2017年にかけまず中学生が急進し、ここ2年は小学生の伸びが著しい。28位から4位に駆け上がった。

■北海道の中学生は現在、1000人に50人が不登校だ。5%、20人にひとりの割合になる。山田が提唱する不登校100万人計画は、要は不登校の児童生徒を全体の一割まで増やそう、それだけ増えれば無視しづらいという話で、ようやく半分まで来ましたな。


■という日誌を朝に書いて、その後は事務作業に没頭していたらとんでもない事件が。どんよりした気持ちで仕事が手につかない。