漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

性差別ネタ

■相談支援パートナーで中学校の授業を見るようになった。その中で随分な性差別だなあというシーンを見た。

■教科書の中に、ある問題を男女それぞれの生徒が解いたものを比較して説明する部分があった。まず女子生徒が1年生で学習した解き方を使ったとして書いてあり、次に男子生徒がそこで習う2年生の解き方を使ったと書いてあった。教師はそれを順番に見せながら、生徒に笑ってもらえるネタとして「普段は男子が最初に来てあまり出来ないことが多くて女子が賢い解き方するけれど、今回は違う。男子が賢い。いつものは、男子が女子に虐げられている今の日本の姿だね」と生徒に話していた。

■これは2クラス同じ授業を見て同じことを言っていたので、教師の持ちネタなのだろう。どちらのクラスでも少なからず笑いが起こっていた。一つのクラスでは女子生徒が「先生、それはフェミニストに怒られますよ」と言っていたが、言った本人も含めてそれでまた笑っていたのであった。

■ああ、こうやって大人によって性差別は強化されていくのだな、と暗澹たる気持ちになりながらそれを見ていた。そこで意見すべきであったかもしれないと思うが、初めて来たばかりのクラスでなんの関係性も出来ていない自分がその話をしても、どうもうまく行かないだろう。ただ、忘れぬように記しておき、機会を見て話をしていきたいと考えている。