漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

働き方改革ん

■ずっとホームレスの夜回りで会っていたおじさんが去年路上から生活保護を受けて暮らし始めた。そうすると逆に顔を見ない時間が長くなるので、一緒に夜回りしている仲間と会いに行った。話すことは変わらないけれど、健康そうになったなあと思った。

■夜、夜回りには行かず、家で友人と飯を食いつつ歓談。音楽など流しながら話していてややうるさかったように思う。

■ちょっと考えていること。相馬も茂木さんも子育てをしていて、時間の使い方が大変なのがわかる。俺は独り身ではあるが、50歳になり少し休みを多くして休みたいなと思うようになってきた。世の中、8時間労働ベースで動いているから大体どこも仕事は午後6時終わりなのだけど、これって確実に家に誰かがいて家事労働をしていること前提の仕事時間なんだよな。独り身でも夫婦共働き生活でも、この時間終業だと帰宅して午後7時前後から家事が始まる。ご飯作りに手慣れた自分でも作って食べて片づけて午後8時回るのは普通だし、更に風呂などつかればあっという間に9時を回る。生活に必要な当たり前のことをこなすだけで時間が奪われ、何か自分のためになることをやろうとすれば後は夜更かしか朝早くやるしかない。洗濯・掃除・アイロンがけ・ゴミ出し・整理整頓、いくらでも時間が奪われていく。一人でやるのも育児をしながらやるのも大変だ。音楽も聴きたいし本も読みたいしゲームもしたい。猫と遊んだり運動もしたい。これの根本的な解決策は、家で過ごす時間を増やすことしかない(実際、結局朝早く起きているからランニングが出来ている)。ここはひとつ、一日6時間労働で午後4時終業にするのはどうか。

■午後4時終業なら、買い物して帰っても午後5時くらいだろう。この二時間はでかい。家事労働もできるし、コンサートとか催し物にも参加しやすい。これで8時間労働と同じ賃金にすれば、実質賃金を上げることにもなる。ということで、この働き方にしてみませんかね。(火曜日)