漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

何なん

■子供が学校を休み出すと先生方は勝手にいろいろ譲歩する。

「朝の会だけ出るのでもいいから」
「給食だけ食べに来ないか」
「放課後に顔を出さないか」

そのくせ、生徒からの提案には冷淡だ。「部活は出たい」「別室で友だちと給食を食べたい」と言っても「授業も出ていないのに、そんなワガママは通らない」と切り捨てる。

何なん?
あのときの言葉は何じゃったん?(このあいだテレビで藤井風の特番を見た)


www.youtube.com

■どの生徒も等しく学校の一員なんだけどな。いや、違うな。おそらくどの先生もそう思っていて、ただ方向が違う。おそらく、決まりを守るとか、やるべきことをやるのが「学校の一員」ってことだと考えているんじゃないか。でもさ、そんなの別室登校に制服(いまはジャージだけど)を着て来て、授業の邪魔もしてなくて、もうそれで充分じゃない。むしろ、よくやってると思うわ。

■その学校の生徒なら図書室だって体育館だって自由につかえるはず。友だちとおしゃべりしたり、一緒に給食食べたりを我慢する必要はない。それが「自分の学校」ってことじゃないですか。

■掟(あえてルールとは言わない)を守れば構成員と見なすのじゃなく、はじめからひとりの仲間として迎えてほしいな。どうも学校、というかこの社会全体が郷に入らば郷に従え式の、しきたりに従えないヤツは認めない空気であふれている。ヤクザになるんじゃないんだからさ。学校なんだから。学校生活を保障してほしいな。できないわけじゃないと思う。だって、休みはじめにはあんなにいろんな提案をするでしょう。