漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

あの頃

■ボラスタの高田です。訪問のボランティアが夏から始まって中学生の子と関わるようになりました。

■自分の中学の頃をたまに思い出したりするのですが、あの頃は周りと同じでなきゃいけないという強迫観念みたいなものや、学校の中が世界の全てみたいな感覚があって、必死でしがみつこうとしていました。でも今思うと学校って小さな世界だなと思います。当時は全然気づきませんでした。そこまで自分を追い詰める必要なんてなかったし、もっと自分を大切にしてと当時の自分に言いたいですが、自分を大切にするというのは割と今も苦手です。何かを選択するときに自分の感覚を優先することも苦手だったりします。あの頃は居場所と感じられる場所がなかったけど、あったらまた違ったかもしれないと思います。居場所と感じられる場所があるかないかでもだいぶ違うと思うのです。私が中学生の頃には漂流教室に出会えてなかったけど、今訪問先の方にとって安心できる場の一つになれたら良いなと思います。

■昔から集団が苦手でした。集団の中にいるとどうしても周りからの評価を気にしてしまってそれがすごく自分を苦しめてたなぁと。もっと楽しい学生時代送りたかった!!!!! なーんて思ったりもするけど、過去には戻れないし過去に戻ったとしてもまた同じことを繰り返しそうだなと思ったりします。今に目を向けよ。とことん集団生活に向いてないし、大人になってもやっぱり生きづらさはあるけどそれが自分なんだなと今は諦めなのか受け入れなのか俯瞰なのか、そんな風に感じます。そう思える様になったのは昔と環境が変わったのもすごく大きいと感じます。感謝。