漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

眠れなさの違い

■今週はぜんぜん頭がはたらかない。とにかく眠い。早めに布団に入ってるんだけどなあ。でも、なんだかんだで起こされるというか起きてしまうというか。

■そう書いていて気づいたが、これってもしかして年に二回来る不眠の時期なんじゃないだろか。子供がバタバタしてるので気づかなかっただけで。でも、前回に来たのが6月だったから違うかな。ちょっと周期が早すぎる。

■昨年の2月にも眠れない時期があった。でも、このときの不眠はいつもとは違った。頭のなかにいろんな感情や思考が渦巻き、その渦を止めようと、延々と作業のようにゲームをしていた。そして思ったのでした。不登校の子が言う「眠れない」って、もしかしてこれか。

■俺はわりと眠りに関してはあきらめているというか、眠れないなら眠れないでほったらかしにしている。なにがあるというわけじゃなく、ただ眠れない。じゃあ眠らなくていいや。入眠は意識の世界から無意識の世界への移行だ。努力して眠ろうったって無理。せめて横になってじっとしてよう。そうやってやり過ごしてきた。子供らの「眠れない」という話も、自身の体験を経由してとらえていた。

hyouryu.hatenablog.jp

■でも、去年2月は違った。というか、これは不眠じゃないよ。「脳の暴走」といった方が近い。どうやっても収まらないから、ゲームでさらに負荷をかけ、脳を処理落ちさせる。眠るというより気絶だ。「眠るための努力」は無理だけど、「脳を疲れさせる努力」は可能だもんね。これが子供らの言う「眠れない」なら、そりゃ話が食い違う。

■不眠にもいろいろあるんだなと思ったのでした。眠るのをあきらめる方法は間違ってないと思うけど、それじゃ無理なときもあるのね。