漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

蛙と読書

■ようやく蛙の鳴き声が聞こえて来てほっとしている。元々このぐらいの時期だったかもしれない。雨上がりに犬の散歩へ行くと草むらで小さなアマガエルがぴょんこぴょんこしていて可愛い。アマガエルはたぶん私が子どもの頃最も捕まえていた生き物で、小学生の頃は放課後に数十匹捕まえ虫かごに入れてはプールの管理人さんに見せに行き「おお、すごいな」と言われ塩飴を貰ってました。最近は捕まえていない。

■蔵書や図書館の本などを読んでいる。斎藤環・與那覇潤『心を病んだらいけないの?:うつ病社会の処方箋』をちびちびと読んでいるのでその感想を、と思ったが浮かばず。読書は得意ではなく仮に読了できたとしても、どうだったかと聞かれるとうーんとなってしまう。たぶん読んでる時にこれはと思う事はそこそこあるのにそれをメモすることなどをしないから、そのままどこかへ飛んで行ってしまうのだ。もったいないからこれを機にメモしながら読む習慣を始めたい。

田中圭一『うつヌケ:うつトンネルを抜けた人たち』は読了できた。言わずと知れた本かもしれない。著者を含めうつを「抜けた」18名の発症から回復の過程が紹介されている。漫画なので文字だけの本よりサラッと読めた。各話で出てくる回復のきっかけなどは気分が落ち込んだ時に参考にできそう。作中でうつを解説する著者に対し、アシスタントのカネコというキャラがいてカネコは自称「『うつの気持ちはさっぱりわからん』代表」で、良い感じのさっぱりわからん故の質問など投げてくれる。この聞き手のおかげでテンポよく読めたように思う。