漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

休めるなら休もう

■これまでも何度か書いているが、コロナ感染の不安がある場合、学校を休ませても欠席扱いにならない。正確には、

単に児童生徒への感染が不安だからとの理由だけではなく、生活圏において感染経路が不明な患者が急激に増えている地域で、同居家族に高齢者や基礎疾患がある者がいるなどの事情があって、他に手段がない場合など、合理的な理由があると校長が判断する場合

なのだが、北海道は現在、新規感染者の半数近くが感染経路不明だ。東京では一家全員が感染し、40代の母親が亡くなった。家庭内感染で、陽性判定の出た二日後のことだったという。すでに十分「合理的な理由」ある事態だ。

■明日から中学校は二学期が始まる。小学校は先週始まった。無理せず、休める子は休んでいい。学習の遅れを気にする必要はない。不利が生じぬよう策を講じるのが教育行政の役目だ。むしろ、教育委員会は欠席扱いにならない旨をもっと周知していいのじゃないか。

■夏休み中の高校の部活の大会でクラスターが発生したりもしている。二学期の始まりは慎重に慎重を期すくらいでちょうどいい。この動きのなさはら昨年2月に「政治判断」で一斉休校を決め、その後の検証をないがしろにしたツケだと考える。

www.hokkaido-np.co.jp

北海道新聞より。これには「感染疑い」しか書かれてないけど、「感染不安」でも休めるのが望ましいんじゃないのということです。


追記:一足早く二学期の始まった小学校で、早速7校が学級閉鎖だという。ほんと、休めるなら休んだ方がいいよ