漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

新体制に期待

不登校新聞社の社員10名が退社した。理事も4名が辞めた。

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いちNPOの人事に過ぎない。コップの中の嵐といえばそれまでだが、全国唯一の不登校の専門紙でこの動きはやはり気になる。そんなに人が抜けてしまっては、社員10名というNPO法人の要件を充たせないのではないか。社員の不足は解散の事由になる。なくなるのは困る。なんとか新体制で続けてもらいたい。子ども若者編集会議の役割が大きくなるのだろうか。カラーを変えるチャンスでもある。

東京シューレの事件が影響しての動きではと勘繰りたくなるが、そこも不明だ。単純に年齢的なものかもしれない。なにせ創刊から22年経つのだ。ただ、学校でおなじことがあればおそらく紙面に取り上げたであろう不登校新聞が、シューレの件では、この一年なんの動きも見せなかったのは事実だ。

■カラーを変えるチャンスと言った舌の根も乾かぬうちに反対のことを言うが、不登校新聞創刊準備号には、この新聞がどんな新聞なのかの説明がある。そのひとつが「事件を追う」だ。子供に関する事件の報道は表面的で、子供の側に立ちきれていない。だから不登校新聞は「徹底して子どもの側に立ち、マスコミではやりにくいこともとりあげ、いろんな事件を深く掘り下げて追いたいと思います」。この線は捨てずに残してほしいと思う。

■火曜日あたりからじりじりと暑い。キリギリスも鳴いて、ようやく夏かという気になる。一週間くらいなら暑いのも許してやろうか。今年は30℃超えが少なくて、少し気持ちに余裕がある。