漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

彗星と夜のにおい

■7月15日の茂木さんの日誌、最後の一文がかっこいい。俺もあんな文を書いてみたい。

■前にも書いたかもしれないが、俺が子供のころは当然コンビニなどはなく、近所にはスーパーもなく、買い物といえば市場だった。どの塩鮭が甘いのか辛いのか、どの野菜が新鮮なのか、子供の目にはわからない。欲しいものがあればそう伝えるしかない。挽肉は頼んで挽いてもらわなきゃならないし、パンも厚さを指定して切ってもらう必要がある。なにをするにもやり取りが必須で、はじめてひとりで買い物に行ったときは緊張したな。まわりの人の様子を観察して、言ってることを真似しました。そのとき俺の横には誰もいなかった。

■いま、彗星が見える。日没後の北西の空。昨晩、見物に近くの河原まで出かけた。街あかりが夜空を照らして明るいのと、目が悪いのと、サングラスなせいであまりよく見えなかったが、それでもうっすら縦に尾を引く姿が見えた。

■そのまま少し散歩する。夏の夜は甘いにおいがする。これのアロマがあったらほしいけど、冬の室内でかいでも別段なんということもないのかもしれない。この気温と湿度と、風のなかだから、いいにおいだと思うのかもね。