■日曜日は緊急事態だというのに漂着教室で頑張って書類を作っていたよ。
■こんなに日本中がやいのやいのと騒がしいのは東日本大震災以来ではある。まるで、一歩外に出れば毒が蔓延して誰もが一瞬でコロナウイルスに感染するがごとき印象で世の中を捉えている人もネットではちょくちょく見かける。うがいと手洗いをしっかりやって、体力をつけて消耗に気をつけ、少しでも具合が悪かったら休むこと、という毎年のインフルエンザ流行で呼びかけられる対処で良かろうと思うが。
■何がいやらしいと言って「それで万が一罹ったらどうするんだ」という話で。どこの事業所でも、どこかの誰かからそれを言われてトラブルになるのが怖いor面倒だから、感染予防はお題目としてはあっても事業所にとって「対策」のメインになるのはこの恐怖感だ。マスクなんかいい例だ。WHOが予防に効果無しと言っても、もはや「マナー」と「医学」という衣をまとった強力なお守りになっていて、接客業なんかはマスクしてなきゃ白い目で見られる始末。しかし面白いことにこれには事業所にとってメリットがある。自粛したり休んだり消毒を用意したりはやればやるほど「万が一」の声にしっかり答えている良いところと評判になるんだから、広告宣伝としては安上がりなのだ。そんなもんだから、科学的・医学的に正しいかどうかは二の次になる。まあ、感染予防の効果はあるんだから、やって悪い事はないけど。
■しかしこの「やって悪いことではないからやっておけ」が「やるのが常識だ」になり「やらないとだめなこと」に進化していくのは、本当にイカレていると思う。進化はポケモンくらいにしていただきたい。(水曜日)