◾富山県高岡市にある「コミュニティハウスひとのま」という居場所をしている人の話を聞く機会があった。この記事を読むと雰囲気としては漂着教室にも似ている。元々は不登校の子供の居場所として、学習塾の営業時間外に始めたという。そのあたりも共通か。今の社会で居場所が必要な人として大人が最初に思うのは子供なのだろう。
◾面白いのは、24時間365日鍵を開けていることで、地域の人がやってくるようになったということ。曰く「頭のネジが一本外れたような人が集まる場所」と。勝手に入って食材持ってくとか、暴れる人が壁を壊すとかもあったという。それでもルールを設定せずにいる心意気は素敵。
◾本州だから狭い地域なのかと思いきや、近隣の市町からも来るという。駅から近いという地の利があるためとも思うが、居場所を考える時の範囲はそれくらいを考えて作るのが全国的に共通かもしれない。
◾費用設定は、やはり継続性を考えると漂流教室よりも高め。利用一回300円ということだが、月額でももらっている。訪問も一回5000円。そして、学習塾がベースにはなっているようだ。
◾今後の漂流教室を考えるために、一度見学に行っておきたいなあ。(日曜日)