漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

とんだプレゼント

■土曜日に財布を盗まれてひと騒動。結論から言うと、戻ってきたのでご安心ください。

■先払い式の喫茶店でコーヒーを飲んで、うっかりテーブルに財布を置いたまま店を出てしまった。気づいて戻ったときには財布はなく、店員も知らないと言う。客の誰かがこれ幸いと持って行ってしまったんだろう。お金もだが免許証に保険証、キャッシュカードと一切合切持ってかれたのが怖い。最寄りの交番で紛失届を出し、カード類を止め、意気消沈のまま帰宅した。

■しかし落ち込んでばかりもいられない。なにをするにも免許証を再交付は必須。そのためには手稲にある運転免許試験場へ行かねばならない。もちろん車は運転できない。朝早くに出てバスに乗るしかない。ところで再交付には身分を証明するものが要る。免許証はない。保険証もない。パスポートは持ってない。では先に区役所へ寄って住民票を取ろう。しかしそのためには身分を証明するものが要る。免許証はない。保険証もない。パスポートは持ってない。おい、どうすりゃいいんだコノヤロー。

■明けて日曜。打開策なく頭を抱えているところへ電話が入った。「南警察署ですが」。え、まさか。「財布が届いています」。おおー! 一瞬、これがクリスマスプレゼントかと感動しかけたけど、よく考えたら全然違うわ。

■当たり前というか、有り金は全部抜かれていましたが、免許証その他は全部戻ってきたのでとりあえずよかったことにする。止めたカードを再発行しなくちゃいけないのが手間だけど、これも勝手に引き出されるよりよほどいい。免許証を使って勝手に口座をつくられたりキャッシングされたりしてるおそれはあるけれど、警察に届けてるので免責されるはず。

■おなじ失敗をしないよう、財布と免許証と保険証はわけて持つようにしよう。財布は駐車場に捨てられていたそうで、もし雪が降っていたら見つかっていなかったかも。そう考えるとラッキーだったのか。小銭のなかに入っていたボツワナ共和国の硬貨もなくなっていた。イモムシの図案が入った5プラ硬貨を持っているお前、お前が犯人だからな。(12/23夕)