漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

終活もどき

■先週の日誌で生まれてきてくれた事に感謝と書きましたが、今週は反対に死んだ時の事を考えています。

■私より先に旦那が死んだら、息子が死んだら。息子が死んだら、は、頭が無意識にシャットアウトするのであまり深く考えられないんですが、もし旦那が死んだら。そんな、私、もう生きていけない…! なんて悲劇のヒロインになってる暇はどこにもありません。一人で育てていくために、今から私に何が出来るのか考えています。

■逆に私が二人より先に死んだら。私が主にしている家の支払や、通帳の暗証番号、振込先等、何もわからなくて困るだろうなと思います。判子のある場所知ってるんだろうか。毎日の保育園の準備は今もやっているから出来るとして、息子の幼児食はきっと用意できないだろうな。きっと息子を連れて自分の実家に戻るんだろうな。などなど、色々考えます。

■なので「私が明日死んでもいいように」家の事、息子の事を積極的にちゃんと伝えるようにしています。例えば「息子を病院に連れて行って、薬をもらってきた」ということも、「先週病院でもらった薬は鼻水と咳を止める薬だったんだけど、今度の薬は鼻水を溶かして出す薬になった。今度の薬は少し眠たくなるみたい。薬は朝昼夜3回を3種類、シロップと粉。昼の一回は保育園で飲ませてもらうから、容器に入れて名前書いてここに用意してある」と伝えるようにしています。これでもし私が明日死んでも旦那は息子の薬のことで困る事はない。

■通帳の暗証番号も判子を置いてる場所もどの銀行で何の支払いをしているのかも伝えます。「終活」ではないけれど、私が死んだときに旦那含め周りの人が困らないように、息子がその先も順調に生きていけるように、今から出来ることを色々していきたいと思っています。今のところまったく死ぬ予定はありませんが。でも何が起こるかわからないので。冬道だしね。