漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

どうなる家庭支援

■来年度、文科省不登校対策で家庭支援を考えているらしく、札幌市教育センターに話を聞きに行ってきた。
www.asahi.com
文科省不登校対策として来年度の概算要求に二億円を計上、そのうちの一部を家庭への支援に充てるとしている。具体的には、

という「出す気あるのかな?」というものなのだけど、川崎市など一部自治体でモデル事業として行っているのだそう。今回それを全国に広げることにした。

■とはいえまだ文科省から正式な通知が来たわけでもなく、札幌市も文科省での説明会に参加したり川崎市から情報収集したりしているが、どのような制度にするかは今後の検討次第。こちらの持っている情報とほぼ変わりなく、教育委員会でも困っているようだった。交通費に関しては川崎市のように福祉の仕組みが使えるかもしれない。市外からの利用者については北海道の管轄になるだろう。教材費や体験活動費については明言を避けていた。

■「家庭への支援」と銘打ったわりに対象の狭い、利用しづらいもので、詳細も自治体に丸投げだが、なにも決まっていないということはこれからいろいろ盛り込めるかもと無理やり前向きに考えてみる。相談会ほかソフト面での協力も要請しよう。

■消費税増税で交通費も値上がりして、子供らも通うのが大変そうなんだよ。経済困窮家庭だけじゃなく全員に補助してもらいたい。最近、足が遠のいていたけど、教育委員会にもちょくちょく顔を出そうと思った次第。