漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

矛盾を羅列

■なにやら新海誠がまた映画を作っているようですな。「君の名は。」は、なんだか随分おもしろい映画だったようですが何故か全然見る気が起きず。「言の葉の庭」以来新海誠作品から遠ざかっております。

新海誠の作品は、「秒速5センチメートル」、「雲の向こう、約束の場所」、「言の葉の庭」の三作を見たことがあって、どれも内容が非常に面白く作画もいい映画なのだが、どうにも好きな映画にはなれない。三作ともに共通しているのが「内容が凝りすぎ」てすっと頭に入ってこないこと。2つ目はどれも「非常に暗いお話し」ということ。暗いのは暗いなりで、凝りすぎには凝りすぎなりに前述のとおり非常に面白く、「言の葉の庭」以外は何度も見ている。それでもやはり好きになれない映画というのは自分の中では珍しい。

■でもこの矛盾、実は結構身近に転がっていたりする。映画に限らず漫画や小説など、「面白いけど一度しか見ない」「面白くないけど何度も見る」「好きだけどあまり読まない」「好きじゃないけど何度も読む」など様々。漫画でいえば「彼岸島」が真っ先に浮かんだ。あの漫画、とにかく話は面白くないのだけれど割と何度も読んでしまう。何度丸太のシーンと天井からガラスが落ちてくるシーンを読んだことか。

■そう思うと人間というのは案外矛盾を簡単に受け入れることが出来るのかもしれない。いや私だけかもしれんが。どこぞの公安9課長いわく「事後処理などどうとでもなる」。受け入れたらあとはどうにでもなることが案外多いものさ。

■秒速5センチ繋がりで山崎まさよしを聴いていた。でもまさやん、まだ47だったのね。でももう47だったのね。あれ、てことは山田さんと相馬さんとおな・・・。いや考えるのはやめとこう。山崎まさよしで「One More Time,One More Chance」

山崎まさよし / One more time,One more chance