■いや、嘘をついたくらいで死ぬまで罪悪感を抱えることもなかろうと昨日の日誌を読んで思ったのだが、考えてみると、けっこう自分のついた嘘は覚えているのだった。そして、嘘をついた相手に会うと、たとえその嘘がばれていなくても、やっぱりどこか後ろめたい。その苦さが、嘘をつかれたときの強い拒絶を生むのかな。どうなんだろう。
■しかし、前には「安心して嘘をつける場所」みたいなことも書いているので、あんまり厳しくしてもよろしくないのであった。バランスバランス。
hyouryu.hatenablog.jp
■子供のころに読んだマンガが怖かった。自分の隠していた過ちが再現される部屋があって、そこに入った人は後悔と恐怖で気が狂う。あんまり怖くて、寝ていた親を起こしてこれまでついた嘘を白状した。思い返せば、あそこで道が決まったんだな。前にも書いたかもしれないけど、「天知る地知る」という言葉が、そのあとに「我知る人知る」と続くと知って震えあがった。天が知ろうが地が知ろうがどうでもいいが、自分が知ってるんじゃごまかしようがない。永遠に逃れられない。あー、罪悪感ってやっぱり死ぬまで持っていくのか。
■では、嘘をつかないかというとそんなこともないんだけどね。人間というのは不思議です。