漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

早起き月曜日

豊富町の旅館で早起きして札幌へ。

豊富町に行ったのは10年振り3回目だった。不登校を考える会である「輪つなぎの会」のすごいところは、町内の小中学校の先生が会員として入っていて、それが何年にも渡って続いているところだ。個々の教員の興味だけでなく、それが引き継がれているのは学校内に不登校に対応する基盤があると先生たちにも安心感を生むはずだ。

■こちらから持って行った話は、教育機会確保法・不登校の支援の在り方について・北海道の不登校の現況について。教育機会確保法は、その成立の経緯を聞くのと聞かないのでは、反対するにしてもそのスタンスがかなり変わると思う。「不登校について国が対策を決める法律」としか読み取れない法律になっているが、推進している人がいる理由は成立の経緯を知ることでわかる。それを知ると、反対している人も推進している人と語ることのできる共通の基盤が出来、親の会やフリースクールに起こった確保法を巡る分断が少しか近づくだろう。

■札幌に戻り、スタッフと後志の学習支援で使う辞書を買う待ち合わせでジュンク堂。時間を三時間も勘違いして、先についてずっと待って、一旦帰宅しようとして気づいた。(火曜日)