漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

中学生マンガ

■中学校が舞台のマンガといえば『ハリスの旋風』でしょう。ハリス学園は中高一貫校だけど国松くんは中学三年生。同じくちばてつや『おれは鉄平』も中学生。『ヒミズ』、『なにかもちがってますか』も中学が舞台だったはず。『となりの関くん』や、山田の好きな『ちーちゃんはちょっと足りない』もそうじゃなかった?

■学園生活はおまけみたいなものだけど、『テニスの王子様』や『リングにかけろ』も中学の部活がスタート。『無頼伝涯』も中学生。ギャグマンガだと『三年奇面組』とか『稲中卓球部』とか。特殊な設定になっちゃうけど、中学生が主人公まで広げるなら『うしおととら』や『幽☆遊☆白書』なんかがそうだよね。『時をかける少女』も中学生の設定だったと思った。第二次性徴期で心身の変化が大きいから、学園ものより個人が特別な能力に目覚めるストーリーと相性がいいのかもしれない。『暗殺教室』みたいに教師がメインの学園ものだったら多かったりするんじゃないかな。「3年B組金八先生」とか。ドラマだけど。

■もしかして、女の子の方が成長が早い分、少女マンガの方が学園ものが多かったりするのか。『天然コケッコー』とか。『ときめきトゥナイト』『星の瞳のシルエット』『姫ちゃんのリボン』『月の夜星の朝』などなど、「りぼん」連載のマンガには結構ありそう。『耳をすませば』もそうだ。少女マンガの方が読者の年齢層がはっきりしていることも関係しているように思う。中学生か、ちょっと下くらいを想定しているのでしょう。「別マ」の読者層はそれより少し上かな。『生徒諸君!』は中学生からスタートして教師になって中学に戻る。あ、『花のあすか組!』という隠し玉もあった。だって全中裏だよ。

■『よつばと!』には中学生が出てこないんだよな。大学生、高校生、小学生はいるんだけど。あののんびりした雰囲気に中学生はあわないのかもしれない。ナイフみたいに尖ったり盗んだバイクで走り出されても困る。それは今後、よつばが担う役割だし(そこまで連載は続かないだろうけど)。


■今年度からボランティアスタッフの係になって、ずっと山田に任せきりだった研修も担当することになった。前にやったのは事務所のできる前なので、10年以上は経っている。10分ほどで話すことがなくなって、自分には向いてないとつくづく思ったのだった。あのときよりはできるはず。しかし、一時間×4回か。長いな。

■という感覚は、コミュニケーションの取り方を練習している人たちの気持ちとおそらく似ている。自分がリードして会話を回していかねばならない。空白があってはならない。なかば強迫観念的にそう思っている。でも、それってコミュニケーションじゃないよね。その時間の支配です。もっと相手に任せてしまっていい。基本は「やり取り」なんだよね。すぐ忘れちゃうけど。