漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

漂流玉

■漂着教室に落ちていた、誰のものかわからない一円玉がある。ずっとテーブルの上に置いてあるが、利用者のなかで「漂流玉」と呼ばれてといると昨日知った。ヒョーロクダマみたいだな。「まだある!」「いつまであるんだ」とうれしそうなので、そのうち祀られたりするかもしれない。

■三月に入って問い合わせや見学が増えてきた。札幌市の不登校児童生徒数は増えている、特に小学生は前年度の25%増だと書いたが、問い合わせもその傾向は現れている。ほかのフリースクールも同様とのこと。それだけ小学校の環境は厳しいのか。来年度からは3、4年生も英語の授業が入る。授業時間を確保するのに行事はさらに減るようだ。聞こえてくるのはもっぱら大人の都合で、環境の改善は期待できなそうだ。前号の通信で「学校を休んでみよう」という記事を山田が書いていたが、休みつつ学校生活を送る知恵は必要かもしれない。(あの記事は日誌にも転載しておいてほしいな)

■学校の間口がせばまっているような話をほかにも聞く。フリースクールほか民間の団体と学校との関係にも変化が現れるだろう。