■徹夜明けで睡眠時無呼吸症候群の診察に徒歩で行ったら汗をだくだくかいた。血圧は前より下がっていて健康な値になっていた。そういうのわかるとほっとするね。
■そういえば先週金曜日に教育大札幌校の平野さんの授業に呼ばれて話してきたのだった。少しその話を。
■「教育臨床特講」ということで七人のゲストが、自分のやっている事業とそれまでの人生を語るというものだった。自分の他には、ねっこぼっこの家の小林さんとか宴会にもちょこちょこ来る太田さん、前に勉強会なんか一緒にしてた臨床心理士の山元さんなど。教育・福祉・子育てといった分野に関わる人たちが集まっていた。他の人のが聞けなかったのは残念。
■さて、自分の話は前半がスタッフ研修初日に話すような中身であり、ここはすらすらと話した。漂流教室が出来上がった経緯と不登校についてなど。後半が一苦労で、生い立ちの頃から自分のことを振り返ってみて、漂流教室を作る推進力になっているというか、なってしまったという自分の偏りのことを話した。言葉への拘りや多動な部分、何となく中心にはいられない感覚など。
■この辺り戸惑うのは、偏りというのは自分が生きている上でプラスにもマイナスにもなるもので、積極的にプラスに使おうなどというのは姑息なものであって、100%コントロールが効くようなものではない。こういう偏りを持ちながら漂流教室がそこそこ上手く行かせられたのは、主としてタイミング従としてそれらが漂流教室が対象にした人たちとそこそこ共通のものだったからではないだろうか。逆に武器にしたまで言うと言い過ぎだけど。
■というような話をして、学生さんたちには何か生きづらいなと思っていても、やれる道はあるんだなと感じでもらえればよかったんだが、感想を見たら不登校について考える人が多いのね。その点について話すと、また自分の拘りのところが頭をもたげるので、そこには余り触れないようにして感想の感想を書いてみている途中。(水曜日)