漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

情報を公開するということ

■ボランティアスタッフの関井です。気づいたら台風が終わっていました。どきどきしながら待っていたのに、北海道にいるとこんなもんです。

■さて、只今11月1日(土)、2日(日)に北大で開催される金葉祭という秋祭りに向けて、わたわたと忙しい日々です(あ、宣伝…)。このお祭りは数年前から始まった小さなお祭りでして、北大を綺麗に彩る銀杏並木を夜間にライトアップするというものです。このお祭りと同日程で、わたしの所属する北大カフェプロジェクトという団体も、銀杏並木の下で温かい飲み物を提供したり、来てくれた方々とお話をしたりするわけです。ライトアップは本当にとてもきれいなので一見の価値ありです。(写真は数年前の銀杏並木カフェの写真です)

■さてさて学校祭といえば、なんのこっちゃという知らせが最近北大生を騒然とさせています。北大生の一大イベント、北大祭の開催日程が縮小されようとしている問題です。学校の国際化カリキュラムへの変更により、何十年も4日間開催だったのが、3日間開催に短縮されようとしているらしいです。いや、もう本当に、らしいです、と言うしかないです。

■個人的には学祭が短くなるのはさみしいなぁという思いですが、そんなことよりも問題は、大学はもう少し学生に対して、情報公開をきちんとするべきなのではないか、というところです。大体根本の、大学の国際化によるカリキュラム変更とか、その時点から知らないわけで、学祭の問題に辿り着く前につまずく石がたくさんあるわけです。留学しやすいように4学期制になるとか、毎日6限が出来るとか(つらい)、土日にも授業があるとか(つらい)、いつも知らないところで知らない間に、大切なことは決まっていってしまうんだなぁという虚無感みたいなものを感じます。(ちなみに高校のときも同じようなことがありました。魅力のひとつであった45分授業が気づけば50分になってしまったり、5時間目が自習であれば放課後になる「カット制度」の廃止があったり…)

■学校を運営する上で、大変なことはきっといっぱいあるのだろうけれど、構成する学生を見失っては元も子もないのではないかなぁ…と、学生が言ってみます。学校も情報を公にし、学生もそれに関心を示してついていくことが、大切なのではないかと今だから感じます。
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