■ボランティアスタッフの坂岡です。皆様あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
■今日は相談支援パートナー（小中学校の不登校気味な生徒さんと関わるボランティア）の研修に行ってきました。相馬さんと、漂流スタッフのＮさんもいました。「絶対に出なければならないものだ！」と思い込んでいたので、けっこう無理して時間をつくっていったのですが、そこまでしなくても大丈夫なくらいの研修だったようです笑でも、「みんな、それぞれの場所でがんばっているんだなあ」と思えたので、いってよかったです。
■中学校という場所で子どもたちと関わることができたのは、僕にとってとても楽しいことであると同時に、日々考えさせられる経験でもありました。哲学者の竹田青嗣によると、他者は「脅威の源泉」（問答無用でこちらを対象化してくる存在）であると同時に「エロスの源泉」（つながりの喜びと承認の喜びを生み出す存在）でもあるといいます。「他者が怖い、だけど誰かとつながりたい」という実に人間らしい葛藤を先鋭化してもっている彼らとのつながりは、自分自身のなかに存在しているこの問いを突き付けられることでもあり、それは「楽しんどい」（楽しくもしんどい）経験だったなあと思わされます。
■いろいろとダメなパートナーだったけれども、それでも会いに来てくれる生徒さんや、学校の先生方やＳＣの支えや、もう一人のパートナーのＡくんとの相談がなければ、続かなかっただろうなあと思います。「このボランティアをやって一番得しているのは自分だろう」と勝手に思っています。
