漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

パートナー研修

■いつもの通信作成が、三人になった。漂流教室でスタッフとして一緒にやっていく茂木さんが来たからだ。最新601号は、サイトトップから読めます。よろしく。

■それにしても、色々と伝えていかねばならないことが山積みだ。通信作成と何気なく書いているけれど、一つ一つ説明しながら作ったのは面白かった。自分たちのやっていることの問い直しの一年になるな。

■通信作成後、札幌市教育委員会で相談支援パートナーの研修に参加。訪問をしている人が多かったのが意外。ただ、訪問への同意を本人に取らずに訪問を行っているケースもかなりあるようだ。また、教育委員会が別室登校を居場所となるように考えていることは、良く分かった。ではどのようにパートナーが活動すればよいかのノウハウは語られなかったのが残念。

■ちなみにこの事業、次年度は市内全中学校で実施するとのこと。正直、現在のパートナー研修状況を鑑みるに、不安が残る。一人ひとりの、不登校・ひきこもりに対する意識に差がありすぎるのだ。「不登校は段階的に学校に行けるようにしないと、大変なことになる」とか「不登校からひきこもりに移るのを防ごう」というような、イメージだけで不登校・ひきこもりを語る人には、一から認識を変えるような研修をしないと、「ぼくのかんがえたさいきょうのふとうこうたいおう」をしようとするぞ。一気に人数が増えると、そういう人が絶対食い込んでこようとするってば。

■終了後、漂着教室へ。年末の片づけ。夜、ミーティング。三人でゆっくりめに話した。