漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

防災とオリンピックのこと

■数か月通っている歯医者は、とても腕がよく、痛みがほとんどない。もちろん、親不知を抜いた時はそれなりだったが、その後の虫歯の治療は本当に無痛。いい歯医者に出会ったものだ。でも、治療の後に食事をしていたら、舌を噛んだ。そして、夜食の時にも舌を噛んだ。痛い…。

■オリンピックの東京開催が決まった。世間ではずいぶん喜んでいる人もいるが、自分は違う。一番気にかかるのは、地震だ。東日本大震災から連動する地震の起きる可能性は高いと言われている。歴史を紐解くと、東海・東南海も10年経たないうちに発生していることがわかる。そんな予測ができるのに、オリンピックに立候補すること自体がおかしいと思う。

■そもそも科学と歴史の研究の成果により、この国は100年あれば数度は巨大な被害のある地震が起こる国であるとわかっているはず。それなのに、ちょっと検索したところでは、政府の考える防災は、起こった時の被害を小さくすることと、緊急時の役所の動きくらいのようだ。地震以外にも、台風もこの国は被害が大きい。天災に対して緊急で動くようにするのではなく、天災被害を受けた地域を復興する役所を常設していた方がいいのが、日本なのではなかろうか。100年の間に起こった戦争の数と天災の数を考えれば、前者に対応する役所があるのだからおかしくはないだろう。

■ともあれ、決まったことだから頑張ろうというのはいいが、反対していることまで否定するような世の中にはなりませんように。