■「斉藤浩二の話では〜」と講師が言うので、そりゃ誰だと脳内にすごい勢いで検索をかけたが、実は「再登校時」だった。というわけで、研修三日目は不登校分科会に参加。正直、講師の話から参考になるものはもう殆どない。なのに研修に出るメリットは奈辺にあるのか。以下、三点。
- 表現のブラッシュアップ
- 参加してない人への伝達
- 具体的な方策の着想
■同じことを言っているのにかたや講師、かたや参加者の違いは何なのか。つまり、ほかの人には同じに聞こえてないわけですよ。よりよい表現を学ぶチャンスなのは間違いない。
■今回、北海道からの参加は6人。それぞれが自分の周りに持ち帰った内容を伝えれば、研修の結果は何倍にも広がる。前から言っているけれど、受信者は同時に発信者であるのが素敵だ。
■そういやこの研修の成果は、内閣府から何かの形で発表されるのだろうか。明日聞いてみよう。
■星槎高校は、校内にロッカーを設置したらいいのに。そこに勉強道具を置いておけば、子供らの忘れ物は減るよ。扉のないロッカーにすれば、ほかの人の片付け具合も分かる。分かれば真似もできる。引き出しが広がる。
■というようなことを、研修を聞きながら思いついた。自分のところだけに限らない。知ってる団体のどこでもいい。役立ちそうな方策を思いつくのは、こういう研修でいろんな事例を聞けばこそだ。取り入れるかどうかは別にして、星槎にはロッカーの話をしてみよう。
■都内のある中学校では「制服貯金」という仕組があるんだって。卒業生が、まだ着れる制服を学校に置いていく。制服を買う余裕のない家庭がそこから制服をもらう。中学生はどんどんでかくなる。制服を替えることは普通にある。
■あ、もうひとつ効用があった。知らない人と仲良くなる。さっきまで九州グループと飲んでいた。フリースクール、教育センター、児相、いろんな立場の人がいる。福岡、長崎、佐賀、宮崎、熊本。いろんな県の人がいる。同じ悩みもあれば違う思いもある。その辺が面白い。
■例えば、北海道、札幌は官民の連携がすばらしく取れてるように見えてるらしい。そういうことを知れるのもいいところだ。じゃあ、期待に応えてがんばろかな、と思う。
■で、がんばりますが、3/18(金)に北海道フリースクール等ネットワーク主催の教育フォーラムがあります。余談だけど、フリースクールのネットワークって全国的にもすごく珍しいみたいだよ。
「学校以外の学びと育ち」が保障される社会を目指して〜不登校とフリースクールのこれから〜」
日時:2011年3月18日(金)18:30-20:30
会場:かでる2・7 520号室(札幌市中央区北2西7)
内容:「学校外の学び場」として活動している人たちの現状報告、保護者の声、ディスカッション、
コーディネーター:穴澤義晴氏(札幌市若者支援総合センター館長)
費用:500円(資料代)
フリースクールなど学校外の子供の育つ場所への財政支援が、上田札幌市長のマニフェストに組み込まれた。これまた全国的に画期的なことなんですよ。みなさん、ぜひフォーラムにお越しください。
■九州勢に混ざる前に山田とふたり、韓国料理屋へ行った。世界で二番目にくさいという「ホンオフェ」という料理を食いに行ったのだ(上写真)。感想:においはコマイ。多分、道民は耐性がある。口に入れると喉と鼻がミントを食べたようにスースーする。でもにおいはコマイ。そして胃が熱くなる。「くささ」はさほどでもない。むしろ「痛い」。そういう食べ物でした。