漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

体のこと

■昨日のミーティングでスタッフから訪問の話しを聞いた家には、お母さんと話すためにぼくがずっと行っている。漂流教室が始まって二件目の問い合わせだった家で、当時子供だった訪問先の人はもうすぐ二十歳だ。今日久しぶりに顔をあわせたら、以前より明らかにやせていた。「すっきりした感じになったね」と言ったら、ちょっとはにかんでいたのが印象的。

■自分の体について意識して何か変わる・変えるというのは、引きこもっている人にとって結構大事なアクションな気がする。歯医者に行くとか髪をちょっと切るとかやせるとか。メイクや服を選ぶのもそう。自分を外から眺めてみることでもあり、直接他人と関わらなくても、一番身近な他人として自分を意識するのは、硬直した状態からの変化の芽生えになるのだろう。

■漂着教室にて研修。本日は「聞く」ことについて。「聞く」という行為は決して受動的ではなく、相手だけでなく自分の捉えなおしも含んだ能動的な行為であること。