■午前中の訪問がなくなったので、札幌自由が丘の高村さん、金澤くんと連れだって久しぶりに札幌VOへ行ってきた。
■「アジアンショップカフェSaPa」と新聞「VO-lunch（ボランチ）」、それに手作りクッキーやケーキ、石鹸などを売る「あしたや」という店が今のVOの三本柱になっている。「VO-lunch」と「あしたや」は子供たち、というのは正確じゃないな。かつてVOを利用していた青年たちが全てをまかなっている。新聞のスポンサーを探し、商品をつくり、売り込み先を求めて営業する。この三本柱を軸に、フリースクール（VOの言葉を使えばアクティブスクール）の利用料を無料にするのが目標だという。
■二年前、札幌VOはフリースクールのひとつの「あがり」だと書いた。その見方は正しかったんだなと思う。フリースクールに来ていた子が成長し、自分たちで価値を生み出し、次の代を引き受ける。本当に無料にできたらこれは画期的なことだ。
■ああいうの見ちゃうとなんか燃えて来るな。もうひとつの「あがり」の形である、札幌自由が丘の高村さんはどう思ったろう。例えばYOUスペースに生かせるものが、VOにはゴロゴロ転がってんじゃないのかな。
■そしてうちの「あがり」はどこへ。二年前よりは分かってきたが、まだ自分たちだけで価値は生み出せない。でも、長じた子供たちがだんだん役立つ気配を漂わせ始めた。スタッフも含め、派遣元締め的な方向はありか？ と書くと悪いことみたいだな。いや、決してそうじゃないよ。
