■昨日の相馬氏の話したことに関して、ぼくも。訪問先の子と自分の関係が深まるのは時間が経てば当然のこと。それはそば屋や寿司屋に通い続けて「通」になるのと似ていて、そこで出来る関係が友人とは違ったものになるのも、また当然のこと。しかし、「支援」を標榜するからには、その先を考えなければならない。メンタルフレンドの訪問は、自分たちとの人間関係を起点にして、訪問先が他の人と繋がって自立していくのに付き合うことだから。
■てなことを考えたのは、今日ようやく「子どもの健全育成支援事業」の契約を道庁と結んだから。これから三月まで、余市町の生活保護世帯の中学二年生の希望者に学習支援を行うのだ。漂流教室は札幌の団体だから、いくら訪問を続けても物理的に無理がある。だから、訪問先の人と関係を作りつつ、余市町で支援者との繋がりを作り、彼らの中で支援関係ができるようなシステムを作ることを考えている。訪問先の人との関係だけでなく、支援者同士でも繋がる必要があるということだ。
■なんていう理念的な言葉はこれくらいにしよう。実践しなけりゃ意味が無い。明日から大車輪よ。