漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

通信制高校に関する教育フォーラムのお知らせ

星槎国際高等学校・札幌自由が丘学園三和高等学校共催教育フォーラム「通信制高校のススメ」


少子化が進み、この10年間で全国の全日制高校は約250校、定時制高校は約150校減少しました。しかし、通信制高校は反対に増え続けています。(平成10年度:100校→平成20年度:197校)
特に、週に2〜3日、あるいは毎日登校するというタイプの通信制高校が増加しています。また、教育内容も基礎的なものから専門的なものまで、幅広いタイプの通信制が出現しています。自宅で高校の学習を進め、年に何回か学校へ通うというイメージだけでは、通信制高校を語れなくなっているのです。
新しいタイプの通信制高校の増加は何を意味しているのでしょうか。高校教育には今、何が求められているのでしょうか。
不登校」「高校中退」「特別支援」など…高校に寄せられるニーズは様々ですが、そのどれもが切実な声です。これらを真剣に考える中で、全日制高校や定時制高校の制度的限界に捕らわれない通信制高校の可能性に注目する人々が増えています。柔軟なカリキュラムと、自由度の高い登校形態は、変化の激しい現代の高校教育において大きな可能性を有しています。そのシステムに、社会の関心が寄せられ始めているのです。
今回のフォーラムでは、この問題に関心がある保護者や先生、専門家の方々とご一緒に、なぜ今、通信制高校が求められているのかを探りながら、現代高校教育の可能性と将来性を考えていきたいと思います。


日時 : 平成21年1月24日(土) 13:30〜15:50 (開場13:00)
場所 : 北海道クリスチャンセンター 5Fチャペル(札幌市北区北7条西6丁目)
費用 : 500円
内容 : 第1部 講演「なぜ今、通信制高校なのか」
       講師 : 柴田徳夫氏(元北海道有朋高校教頭)
    第2部 個別相談会(具体的な子どもの教育・進路の相談に通信制高校のスタッフがお答えします)
主催:札幌自由が丘学園