漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

勉強会とうたた寝

■午後にスタッフの横山さん主催の勉強会。乳幼児の発達について本を読んでいる。今日で自分担当分の回は終わり。養育者との愛着形成について学んできた。乳児は言葉を使えないけれど、生まれながらにして共感能力を持っていて、母とのコミュニケーションを行っている。その非言語的コミュニケーションを通じて、養育者も次第に乳児と絆を深めていく。親と子の絆は相互交渉が適切に行われることによって形成されるもので、うまくいかないとしても親だけ/子供だけに理由があるのではないことを学んできた。

■ここ数日、夕飯を食べた後にうたた寝が続く。布団に入るのにはちょっと早く、でもここで寝ては夜更かしになってしまうというタイミング。ちょっと困るが、大変心地よいのだ。

■先日のコメントのこと。席を外して欲しいと言われた母の心情は、自分の手の届かないところで子供とスタッフがものを語ることへの不安感や自分に言えないことがあるという事実に対する残念さがあるのだと思います。メンタルフレンドは、スタッフは子供との関係を作ることに専念してもらうという主旨があるので、保護者と子供と接しているスタッフの間には敢えて関係を作らないようにしています。その分、保護者の持つ心情をどうフォローするかに気を遣わなくてはならないのですが、漂流教室ではそこをぼくや相馬が請け負うことにしています。ただ、どうしても時間も人手も足りない。そこで親同士の交流の機会を作っていただいている「漂流マザーズ」の皆さんには感謝しています。ぼくとしても、もっと参加者が増えて欲しいのです。しかし、最初の訪問の時や相談の電話の時には、そうした集まりがあることを話してはいるのですが、なかなか増えませんね。各々事情があると思うのですが、さてどうしたものか。これについては、今集まっている保護者の方々ともうちょっと深く話した方が良さそうですね。

■あ、珍しくフォーラムの報告が無いな。明日にでも書くのかな。