■サンデースクールは参加者6人。それぞれに教材を持ち込んで勉強していた。たまに倒れたり絵を描いたりゲームをしたりしつつ、そこそここなしたんじゃないかな。俺は余市テラスに置いてあった本を読み終えられず無念。次のサンデースクールまでお預けだ。
■お昼ごはんはハヤシライスに野菜がたくさん。カボチャがとても甘くておいしかったんだけど、つくり方を聞くのを忘れた。
■札樽道が工事中で、行きも帰りも渋滞だったのはまいった。いつ終わるのかな。
■夜勤明けてスタッフ送迎。途中でお休みの連絡が入ってUターンしてから自分の訪問。その後、いつも行っているホームレス夜回りの団体「北海道の労働と福祉を考える会」の合宿に行くため、白老へドライブ。久しぶりに支笏湖に抜ける道を走った。樽前山を過ぎていく道道は真っ暗で鹿がひょっこり立っていたりした。
■合宿では「生活保護世帯の子どもの高等教育『修学』機会-『実施要領』の分析を通して」という発表が楽しみだったが、着いたときには終わっていた。まあ資料はもらったし、発表者とは直接話せるので良しとする。これは生活保護制度が子どもの高等教育について進学する時だけでなく、学生生活を送ることをどれくらい支援するものになっているか、その変遷を「実施要領」を分析したもの。最後のまとめだけを抜粋すれば、制度は費用保障については「修学」について考えられていないが、費用調達の面ではその観点を含み始めているということだった。ただ、入学前に「修学」準備をする事前調達は認められおらず限界があるのだから、費用保障(特に生活費、住居費)を拡充することが必要、とのこと。後志の学習支援でも、高校生の進学を考える時に入学時までは支援できるのだけど、その後については手が離れてしまうので、確かにそこが必要だなと肌感覚である。
■その後、ご飯を頂き白老の温泉に入って軽く飲んだ。お寺に泊まらせてもらったのだが、お供物のお酒をばんばん出してくれて、それがすごいの。でも、夜勤明けだったから、全然飲めなかった。シャンパンの栓が予想外に飛んだのは面白かった。翌朝は海岸をランニング。いい天気でした。(水曜日)
■9月21日(水)、日本ハム株式会社の協力で食育教室を開催しました。コロナがあったせいで三年ぶりの実施です。主催は北海道フリースクールなどネットワーク。漂流教室からも利用者一名が参加した。
■以前はソーセージづくりだったが、いまは飾り切り教室に変わっていた。ソーセージやハム、野菜を飾り切りして「楽しく食べる」。
食事やアレルギーについての座学のあと、いよいよ飾り切り実習。匠の技を間近に見て「すげー」と声のもれる子供たち。早速、包丁を手に飾り切りに挑んでいました。教わったとおりにつくる子、オリジナルを追求する子、いろいろいておもしろい。俺はニンジンと格闘し、蝶をつくれるようになりました。
■会場の都合で今回は三団体が参加。来月に第二弾があります。どんな作品ができるか楽しみだな。見に行きたい。
■今週は月曜と金曜に祝日があって、平日は週三日。働くんでも学校に行くのでも、これくらいがちょうどいいんじゃないかな。まあ、そんなことを言いつつ、漂着教室に来ているいつものパターンなんだけどさ。
◼︎三連休で月曜日が休みの時はちょっと嬉しい。元気が貯まる気がする。
◼︎以前話しをした「多様な教育機会を考える会」(教育機会確保法を元としてクリティカルに教育を考えている集まり)で、北海道でオンラインの公設塾をやっている高嶋さんが話しをするので参加した。大学生の時に漂流教室にやってきて話しを聞いてくれたりした人だが、もう三十代である。時の流れは早い。
◼︎北海道では16の自治体が公設塾を開いているが、そのほとんどが私企業と契約して塾を運営する形である。しかも、2社が複数の自治体で契約を結んでいる。契約の形は自治体によって様々で、単年度もあれば複数年度もあるが随意である。後志の学者支援事業は単年度のプロポーザルで選ばれれば契約する形なので、そこは羨ましい。
◼︎道内では高校のない自治体が53ヶ所、1校のみある自治体が96ヶ所だという。高校があるとは若年層の育成環境が整っているということであるが、そういう市町村はとても少ないことがわかる。なので、そうした市町村の中学生は、高校進学時になると近隣で複数の高校がある都市に行く傾向がある。そして、高校から後は更に大都市へ進学・就職し、地元に戻ってくることが少ない。これに歯止めをかけたい行政が考える施策として、公設塾は始まったようだ。
◼︎しかし、マチで発言力の強い高齢者が若者よりも自分達世代の福祉に金をかけるように言って動いたり、塾の存在を学校・地域にどう受け止めてもらうかに悩んでいたりする課題があるとのこと。この辺は、公設塾のベースが文科省マターではなく、厚労省や内閣府にあることが関係するように思えた。学校ではない若者育成の仕組みを日本の社会は透明化して内包しているが、それを顕在化させると途端に衝突や反発を食らう。そこに経済という武器で突破口を開いたのが、教育機会確保法であるかもしれない。ただ、それは「教育」という括弧付きの何かを産んでそうだけど。
◼︎というのを夕方までやって、夜は夜勤。(土曜日)