漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

あんたの知らない明日がある

一言文句を言う前に
ホレ親父さんホレ親父さん
あんたの息子を信じなさい
ホレ信じなさいホレ信じなさい

■先日の朝イチが不登校の特集だったそうで、たまりばの西野さんも出ていたらしい。「子供を信じる」ことが大事と話していたとtwitterで見かけ、ふとクレイジーキャッツの「学生節」を思い出した。口ずさんであらためて感心。だいたいのことはここで歌われているのでは。

 
■上記は一番の歌詞。このあと、あんたの娘を信じろ、あんたの生徒を信じろと続き、最後は「あんたのハートを信じなさい」と、自身の決定を信じるよう諭す。「あんたの知らない明日がある」ってのはボブ・ディランの「時代は変わる」的なことか。それとも、明日は明日の風が吹く、心配してもしょうがないってことかな。そして「ここには入れぬわけがある」。たとえ親でも先生でも、子供の内面には立ち入りできない。個人は尊重されねばならない。

■「おしつけ道徳さようなら」「雨か天気か下駄に聞け」なんて歌詞もある。全編、「なんとでもなる」というノーテンキさがいい。発売が1963年。当時20歳だった学生は現在76歳。息子どころか孫がいてもおかしくないけれど、不登校の課題のひとつが祖父母の圧力だったりするわけで、さても「信じる」とは難しい。とはいえ、難しいからとしかつめ顔じゃますますことが面倒になる。こうやって軽くあしらうくらいでちょうどいいんじゃないかと思うけど、誰がと言われるとパッとは思いつかないね。

いいてんき

■9月なのにこの暑さ!そして強い日差し!暑さより日差しが強いのが嫌です。体力ゲージ減らされる。

■今日は午前中訪問に行って、今は漂着に見学の子が来てwii Uで遊んでいるので、私もこの後一緒に遊びます。その後はミーティングをしてから、夕方は江別で訪問です。

■ではまた。

■皆さんこんにちはボラスタの山川です。9月ですね

■最近、黒い服がまた好きになってきました。というのも「Yohji Yamamoto」というブランドの服を見ていたら「黒」という物について凄く考えるようになりました。確かに明るい服を着れば明るく見えるのは確かなんですが、敢えて「黒」で決めるというスタイルにドはまりしました。それから少しオーバーなサイズの服を買うようになりました。金欠です。

■目標は長く羽織れるものを一着買おうと思います。[結論:1着約10万]ではまた。季節の変わり目なので風邪にはお気をつけください。

ここで休めるよ、という話

■夏休み明けで学校が始まり、それを苦に若者が命を絶つ。若者に休んでいいよという声をかけ、ここで休めるよと居場所を宣伝するが、学校の在りようを見直す話はとんと聞かない。漂流教室も休める居場所として使ってもらえるといいと思いはすれど、いまのうちの国だと文科省が「辛かったら休める場所があるよ」などというキャンペーンを打ちそうで、どうにもそれを声高に言いたくはない。苦しい気持ちがある人を掬いあげるにはどういうことをすればいいのだろうか。(水曜日)

新たな刺激

フェミニズム。反抗心。大学で教鞭を取る一方、66歳のファッションモデルでもある、リン・スレーターを特集した番組を見た。老いを忌避したり、世間に迎合したり、そんな社会は変わるのか。それともただのアイコンとして消費されるのか。みんなどんな気持ちでこの番組を見たんだろう。ファッションもおもしろいな。