漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

肯定なんて知っている

■星園一階の交流スペースを借り、月寒プレーパーク(まいまい)とゆるまる会、漂流教室合同で味噌づくり。20㎏の大豆を茹で、つぶし、塩麹と混ぜ、容器に入れて密閉したら、あとは半年ほったらかし。さて、おいしい味噌ができるだろうか。

■茂木さんも赤ちゃんを連れて参加。赤ちゃん人気はものすごく、なにをしてもしなくても、あっちからもこっちからも「かわいい」「かわいい」と声がする。その様子を見ながら「無条件の肯定」ってこういうことなんだろうなと思う。「生きてるだけでOK」ってこれでしょう。

■だからさ、みんな知ってるんだよね肯定の仕方なんて。それが赤ん坊以外にはなぜかできないというだけで。

■ボラスタ男子の赤ん坊への接し方がやけに堂に入っていて感心する。俺より100万倍くらい手馴れている。えらいもんだな。(3/11夕)

そろそろお歳よ

■歴史の人になってきているが、がんばる。徹夜明けで訪問に行き、その後講演会を聞きに行く。朝昼何も食べていなかったので途中でラーメンを食べて、その後日曜日の味噌づくりに使う豆をうるかしに漂着教室。帰宅してから週末ボランティアのホームレスの方に会いに行く夜回り。

■訪問の中で話していて、自閉的な部分が強めの人と付き合う時に何かとトラブルの元になるこだわりが、遊びの中では逆に必要になることに気づいた。ゲームのルールをしっかり守って、目的に向けてまじめに取り組まないと面白くないよね。麻雀していて、適当に打つ相手ではお話しにならないわけで。普段の生活よりも、こだわりのある自分が自然に出せるから、自閉的な人でゲームにハマる人は多いのかもしれない。

■午後の講演会は北翔大学の飯田さん主催の市民講座「子どもと学校を心理学の視点で考える」。発達とは他人の中で自由が増えること、という話が印象的だった。

■夜回り後の打ち上げでいつも行っている居酒屋の隣にあったバーが閉店して空き店舗になっている。格安で賃貸に出ていると居酒屋の主人から聞き、ちょっと見たら中々いい物件で、色々と出来ることが浮かんできた。一緒に飲んでいた「労働と福祉を考える会」の人と、これは協働で面白いことができるかもしれないとひとしきり盛り上がった。

■ということで、朝から寝不足の中延々頑張ったので夜はすかっと寝た。(日曜日)

ワンダリングチャンス

■中学校の同窓会入会式で話をしてきた。相談支援パートナーで入っている中学校は母校でもある。とはいえ、卒業したのは30年以上前で、そんなむかしの人が話をしても、聞く側だってつまらないだろう。それでスライドをつくって持って行った。

■まず卒業アルバムから写真を数点。制服が変わっている。まだ青函トンネルがなくて修学旅行は青函連絡船で青森へ渡った。話しながら、あー本当に歳をとったんだなーと思う。いつのまにか「歴史の人」になっちゃってる。

■俺が中学三年生のときに初代の「ドラゴンクエスト」が出た。あんまり楽しくて夜通し遊んだが、ローラ姫を助け出すあたりでレベル不足で行き詰まる。当時は課金なんて便利な仕組みはないので、レベルを上げるにはとにかくうろつきまわって経験値を上げるしかない。この「うろうろする」というシステムは現実社会ではまだそれなりに通用する方法で、むしろ効率重視ですいすい進むとレベル不足で苦労することがある。高校生になると一気に活動範囲が広がる。うろうろするチャンスも増える。目一杯うろうろして経験値を積んでくださいという話をしてきた。

■同窓会については、まだピンと来ていないかもしれないけれど、10年後、15年後に再開すると意外と面白いこともある。どうも同級生というのは、実際に学生だったときと、再開したときと、二度なる機会があるらしい。人間関係はワインと一緒で寝かせておくといい具合になることもあるよと話した。

■なるべく説教くさくならないよう気をつけたのだが、こうやって書き出すと単に説教ですな。小ネタで笑いをとれたからよかったことにするか。(3/9夜)

今年もやります率業式

■三月といえば卒業式。しかし、漂流教室に卒業なし! でもなんとなく、世間の流れに乗っかって集まる行事をしちゃおうという、ちょっとおかしな企画をずっとやっています。題して「率業式」。

■中身としては、カレーを何種類か作って食べて、ゲームをするのです。今年はキーマカレーというリクエストがあったので、つくろうかなと。そして、タイカレー・普通のカレー。自分が作りたい!という有志はどんどん名乗り出てください。買い出しなどの打ち合わせします。

■そして、今年のゲームの目玉はなんといってもNintendo Switchスマブラですね。モニターも買ったので、楽しみましょう。スクリーンも出すかな。ボードゲームやカードゲームもあります。午前中から準備して夕方ころまで楽しむ、そんな企画です。

  • 日時:3月21日(木)午前スタート
  • 場所:漂着教室・市民活動プラザ星園
  • 持ち物:マイスプーン・マイはし(※今年はお米はいりません)

■参加したい、手伝いたいという人、お待ちしております。ちなみに、三月の宴会は29日を予定しています。こちらもどうぞ~。

天知る地知る我知る人知る

■いや、嘘をついたくらいで死ぬまで罪悪感を抱えることもなかろうと昨日の日誌を読んで思ったのだが、考えてみると、けっこう自分のついた嘘は覚えているのだった。そして、嘘をついた相手に会うと、たとえその嘘がばれていなくても、やっぱりどこか後ろめたい。その苦さが、嘘をつかれたときの強い拒絶を生むのかな。どうなんだろう。

■しかし、前には「安心して嘘をつける場所」みたいなことも書いているので、あんまり厳しくしてもよろしくないのであった。バランスバランス。
hyouryu.hatenablog.jp

■子供のころに読んだマンガが怖かった。自分の隠していた過ちが再現される部屋があって、そこに入った人は後悔と恐怖で気が狂う。あんまり怖くて、寝ていた親を起こしてこれまでついた嘘を白状した。思い返せば、あそこで道が決まったんだな。前にも書いたかもしれないけど、「天知る地知る」という言葉が、そのあとに「我知る人知る」と続くと知って震えあがった。天が知ろうが地が知ろうがどうでもいいが、自分が知ってるんじゃごまかしようがない。永遠に逃れられない。あー、罪悪感ってやっぱり死ぬまで持っていくのか。

■では、嘘をつかないかというとそんなこともないんだけどね。人間というのは不思議です。

記憶薄れ、そして忘却へ

■事務所の足元がとかく寒い。だが暖房をつけると、今度は上の方が暑くなる。事務所の中で雲でも出来そうなくらい寒暖差が激しい。

■なんか書きたいことがあったけれど忘れた。私は「忘れる振りをする」ということは出来るけれど、使い過ぎると肝心なとこまで忘れる。諸刃の刃であります。

■でも先週の土曜と日曜の日誌を見て思う。経過はどうであれ、結果的に嘘をついてしまった人間の行動は大まかに分けて二つ。一つ、嘘を真実であると周りと自分に言い聞かせ嘘を覆いかぶせるか。二つ、嘘をついたことを認め、その罪悪を死ぬまで背負っていくか。どちらにしても人間の精神力では耐えられないだろう。罪悪感を軽減は出来ても、消えることは無い。何故人間は嘘というものを発明してしまったか。不思議なものだなぁ。

紅の豚のマルコが豚になったのも、そういった人間のしがらみから距離を置きたかった、と言う事だっけか。これも忘れた。今日の一曲、久石譲で「マルコとジーナのテーマ」

紅の豚 / Porco Rosso - 久石 譲

理想と現実のバスケ

■皆さんこんにちは。ボラスタの山川です。卒業シーズンですね。

■1ヶ月前に先輩達と夜通しスポッチャで運動したんですよね。バスケとかサッカーとかバドミントンとか色々やりました。それでずっとバスケがしたかったのでしょっぱなから2~3時間はずっとバスケしてたんですよ。シュート練習とドリブル練習をひたすら繰り返して、それでメンバーが5人だったので3対2で戦ったんですよ。でもやっぱりたかが1~2時間練習しただけではうまくはならずシュートも半分はいって半分外れみたいな感じでした。そして俺の弱点が、レイアップシュートが出来ないんです僕。アウトサイドのスリーとかジャンプシュートは出来るんですけど、レイアップだけ苦手で出来ないんですよね。でもレイアップってバスケの基本シュートだからできないと話にならないのです。バスケをやるにあたっては。だからアニメで見る「黒子のバスケ」の青峰とか「スラムダンク」の流川とかはもうアニメの中の話なんだなと思いました。このままだとバスケをしたくないみたいな感じで終わるので最後は盛りあげて終わります。でも未経験な自分が割とボールを股の間通したり背面でドリブルしたりドリブルの速度に緩急を付けたりとある程度は出来たのでまたバスケしたいです。

■そこでアニメ見てる皆さん。バスケアニメなら黒バスお勧めですよ(笑)シュート消えたり高校1年でアホみたいにダンクかましたり人の技コピーしたりフリースローラインからジャンプしてボールをリングにたたきつけるように打ったり主人公影薄かったり全員高校生なのに髪の毛染めてるし本当にお勧めです。そして是非語り合いましょう。ではまた。